ビジネスにおけるブレストってどんな意味?正しい使い方は?
ブレスト(ブレインストーミング-Brainstorming)とは、あるテーマについて数人でざっくばらんに自由なアイディアを出し合うことで、新しい発想や方法、手法、施策、戦略までを導き出すことを目的にしたミーティングの方法です。
アレックス・オズボーン氏が考案したミーティングの手法のひとつで、会議が煮詰まったときに打開したり、ウォーミングアップして考えを柔軟にするためなどに適した方法とされています。
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もくじ
ブレストはこんなときに使う!

では実際のビジネスシーンでブレスト(ブレインストーミング)がどのようなシーンで、どのように使われるのか例文をご紹介していきます。
・今日のミーティングはブレストで行います。
・そのことについてはブレストで話し合いをしてみましょう。
・ブレストで出た意見をさらに具体的にまとめてみてください。
・ブレストは考えの質より量が大切です。自由に意見を出してください。
・ブレストで新しい発想を生み出すことができます。
・ブレストの司会を務めることになった。
ブレストの意味と使い方を解説しました。
ビジネスシーンで、みなで自由に意見を交わすことがブレストです。
意見や考えを交えることで、1人では思いつかなかったことを生み出すことができるようになります。
ブレストでは臆せず、テーマについて思いつくことを何でも発言することができると捉えましょう。
絶対に守るべきブレストの4原則
ブレストには4つの原則があるとされています。
- 結論の禁止
- 自由な発想
- 質より量
- 結合、便乗、連想の許可
それでは、ひとつひとつ詳しく見ていきましょう。
結論の禁止
ブレストの場では結論を出そうとする発言は原則禁止です。
たとえば今日の晩ごはんのメニューを決めるブレストの場で、自分がカレーを食べたいからといって、カレーにするべきだという主張を繰り返してはいけません。
確かに会議の最終的な目的は、結論をだすことではありますが、ブレストはあくまでアイディアを出しきることを目的としているのです。
検討すべき事項を全てだしきった後で、情報を整理し、結論をだすのがブレスト会議の正しい手順なのです。
決して結論を急いではいけません。
自由な発想
ブレストでは極力固定観念にとらわれないように努めましょう。
たかぴーこんなこと言ったら変なんじゃないかな…
なんて萎縮する必要はありません。また、だれかの発言に対して批判したり否定するようなことのないように注意しましょう。
一見すると意味のないようなアイディアにこそ、新しさが隠されていることがあるのです。
質より量
ブレストの場では「正しいこと」「意味のあること」を言おうとする必要はありません。
肩の力を抜いて、とにかく思いついたことを出来るだけ多く発言するようにしましょう。
「何を発言したか」ではなく、「どれだけ発言したか」が会議参加者への評価基準なのです。
結合、便乗、連想の許可
ブレストでは他の人の意見に便乗したり、人の意見から連想して発言してもよいのです。
たとえば今日の晩ごはんをメニューに関するブレストで、誰かがカレーと発言したときに、キーマカレーやハヤシライス、インドカレーやビーフシチューなどの関連あるメニューを出すのです。
会議の形式によっては、人の意見に便乗することをよしとしない場合もありますが、ブレストはとにかくアイディアの数を多く集めることが最大の目的です。
どんどん便乗、連想、結合を行い、意見を多くだすように心がけましょう。
ブレストのやり方
ブレストの基本手順は、大きく以下の4つからなります。
- テーマの設定
- メンバーの選定
- アイデア出しの実施
- アイデアの整理
狭い意味でのブレストは3番目のステップのことを言います。このステップで、「ブレストの4原則」を用いてアイデア出しをするわけです。しかし、実際にはその前の準備としてテーマの設定とメンバーの選定が必要ですし、出し尽くしたアイディアを整理する必要があるわけです。
最後のアイディアの整理について少し触れておきます。
ブレストを上手く行うと、様々なアイディアが無数に飛び出してくることでしょう。
たとえば今日の晩ごはんのテーマにしていた場合、出てきたメニューを麺類、中華、カレー類、洋食などに分類できるはずです。
このようにカテゴリーごとにアイディアを分類し、整理することで、次のステップの結論出しに備えるのです。
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