ユーモアってどうやって身につけるの?
ユーモアとは、人の心を和ませるおかしみのこと。ただ笑いをとるのではなく、そこには品格や気遣いが必要になります。
相手を不快にさせる笑いや、下品な笑いはユーモアとは言えません。自然と相手が笑ってしまうような、自然で品があって、心和む笑いがユーモアなのです。
では、ユーモアってどうやって身につけるのでしょうか?
具体的にユーモアの育て方・話し方をお伝えしていきます。
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もくじ
ユーモアをつけるコツ

少しだけ違う角度から物事を見る
一般的な角度から物事を見てしまう、これはいわゆる『普通の人』ですね。
このような普通タイプの人は当たり前のことを当たり前のように言うことが多いです。
もちろんこのようなタイプの人は常識的な発言をすることが多いですから周囲に誤解を与えてしまう可能性などは低く、マジメで素敵な人間ともいえるでしょう。
しかしユーモアセンスがあるかというと話は別です。
当たり触りのない会話が中心となるため、笑顔が欲しいという場においては重宝される確率はガクンと減ります。
また『あの人はお堅い人間だよ』というイメージを持たれやすいのも普通タイプの人の特徴です。
このような人がユーモアのセンスを身につけたいと思ったら、物事を見る角度を少し変えてみることが必要です。
物事を見る角度を変えることで他の人が気付かない面白さやユニークさを発見することができます。
例えばいつもベラベラと喋る人を常識的、一般的な角度から見ると『よく喋る人だな』というイメージでしょう。
しかしこの人は仕事になると口を一切開くことなく黙々と作業に打ち込むという一面があります。
この黙々と作業に打ち込むという角度からも観察することで『よく喋る人間』『仕事中は口を一切開かない』という2つの特徴があることがわかりました。
これをユーモアあふれる会話に活かすこともできます。
具体的には『〇〇さんは普段、よく喋るけど仕事中は誰とも話すことなく黙々と作業に打ち込む姿が素敵だよね、仕事中の〇〇さんはもしかしてそっくりさんなのかい?』などという話を展開することができます。
もちろんこのような他の人をネタにするケースでは『黙々と作業に打ち込む姿が素敵』など褒め言葉を付け加えておくことが大切です。
褒め言葉を含むことで相手の気分を害すという可能性も減らすことができます。
物事を正面から見て『至って普通』という時には角度をずらすということを意識してみましょう。
会話の内容を大げさにしてみる

普段の何気ない会話の内容を大げさにすることでそこにユーモアが生まれます。
いわゆる誇張法というものですが何でもない話を大げさに表現することで『この人の話は予測ができないから面白い』という感情が相手の中に生まれるでしょう。
具体的には『ここのご飯美味しいよね?』と聞かれたら『美味しいなんてもんじゃないよ、僕はここの鶏肉のソテーを食べるといつも空を舞っているんだ(鶏肉にひっかけた誇張表現)』や『美味しすぎてお皿まで食べちゃいそうになった』などがありますね。
『うん、美味しいね』と返すことももちろん間違いではありませんが普通に返してしまうとそこで会話が途切れてしまうことも考えられます。
会話そのものが苦手という方は誇張表現を使用することでそこから話を広げたり、盛り上げたりすることもできるため試してみてはいかがでしょうか。
自虐ネタを持つ
自虐ネタはユーモアな会話をする中で最も他人を傷つける心配がないのが大きなメリットです。
世界屈指のユーモア大国ともいわれている英国では自分が他人に笑われることに抵抗がない人が多いことでも知られています。
これが内向的な性格が多いといわれる日本人との大きな違いでもあります。
英国紳士の器が大きいといわれているのは自分のことをネタにされてもそれが最終的には笑いへつながればいいという考え方が一般的になっているためです。
『先日、道を歩いていたら豪快にスッ転んでしまった、吉本新喜劇の2倍以上の笑い声が周囲から聞こえてきたよ』『私以上の能力を持った部下が増えてきたから、最近は肩身が狭いよ』など自分の欠点や失敗談をネタにすることで周囲も『この人は本当に憎めない性格をしているな』という気持ちになるでしょう。
反対に他人のことはネタにするけど自分がネタにされると怒る人というのは『あの人はいつも他の人の欠点や失敗談をネタにするくせに自分のことを言われると怒るからあまり近づきたくないよね』と陰口を叩かれている可能性もあります。
人間関係を良好に保つには価値と価値の交換が大切であり、他人を会話のネタにしたらこちら側からも自虐ネタを提供することを意識してみてください。
新しいことに挑戦してみる
新しい経験をすることで、より多くの情報や気付きを得ることができます。
自ら行動して気付いたことは、忘れにくく定着しやすいというのもメリットです。
挑戦と聞くと大きなことをしないといけないのかな…と思うかもしれませんが、自分が今までやったことがないことであれば何でも大丈夫です。
飛行機に乗る、お菓子を作る、習い事を始めるなど自分のできそうなものから始めてみてください。
自分でツッコむ
ユーモアある会話で笑いをとるのをためらう人は『みんなが笑ってくれなかったらどうしよう・・・』という恐怖心に近い感情が心を支配していることがあります。このような方は失敗した時の空気感に自らツッコみを入れてみましょう。
具体的には渾身の発言で周囲から笑いが起きなかった時に『おっと、周囲はドン引きか~?〇〇君(自分)見事にスベっております!』『この微妙な空気感を作ったのは私です』などがありますね。
プロの芸人さんでも自信のあるギャグやボケを披露した後に予想外の無反応ということがありますが、このような時は『こんなはずじゃなかったんだけどな~』『予定ではここで大爆笑が起こるはずだったのですが・・・』『いや、やめてこのスベった感』など失敗した時の空気感を自らネタにしています。
『絶対に笑わせてやろう!』という意識を持ちすぎると思うような結果が出ないことがほとんどです。
緩い感じでかまえて、スベったら自ら『つまんね~』とツッコんでみましょう。
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