ビジネス・仕事の根本!守破離!
武道や茶道、スポーツ界においてよく耳にする守破離の法則。
この法則がビジネスにおいても応用できると話題になっています。
仕事がデキる人は自然と実践しているそう。
まずはこの守破離がなにか確認していきましょう。
「守破離(しゅはり)」とは、様々な道の修行における理想的な3段階の成長プロセスのことを言います。
「守」は先生や師匠の教えや指導を忠実に「守」り、自分のものにする段階。
「破」は他の流派や師からいいところを吸収し始め、師の教えを「破」る段階。
「離」は師匠や流派から完全に「離」れて独自のやり方を生み出す段階。
ビジネスで当てはめるなら、「守」で会社の先輩が教えてくれたことを吸収する。
「破」で他の先輩や本から学び始め、よいところを蓄積。そして「離」で自分の仕事術を確立する、となるのかもしれません。
守が一番難しい!?

特に難しいとされるのが第一の「守」の段階。
先輩の話を100%忠実に聞く姿勢が必要なのですが、ここで今までの経験を持ち出して「もっといい方法があるのにな」と考えてしまいがちです。
ネット上でも「守るが一番難しい」「すぐにみんな破と離に取りかかってしまう」と共感の声がちらほら。
人の言うことを全て飲み込むのは難しいのかもしれません。
先輩のアドバイスにとことん従うのが難しい一方で、なかなか先輩の指導を受け入れられない人に対して厳しい声も上がっています。
「他人のアドバイスを無視すると成長しない」というシンプルな意見もあれば、中には「自分を戒めてくれる言葉が耳に入らなくなったら終わりだよ」と言い切ってしまう人も。
では、どうすれば先輩のアドバイスを素直に実践できるようになるのでしょうか。
スポンサーリンク
「破」は自立を促す大切な時期
「型破り」という言葉がありますが、あれば守破離における「守」をしっかりマスターした後、独自のスタイルを作っていくときに使う言葉です。
例えば有名なラーメン店でしっかりと修行をした後、その店では作ったことのないつけ麺を自分で生み出してみた、守破離における「破」はこのような型破りにも当てはまります。
守破離における「破」は、今まで教えてくれた人から独立するような大切な時期です。
ただ「破」の時期はいかに真面目に「守」を受けてきたかによっても変わってきます。
勉強で言えばテストが「破」の時期に当たります。
先生の指導をしっかりと受けて真面目に勉強という「守」を経験すれば、「破」の時であるテストでも大いに実力を発揮することができるでしょう。
「離」は自分で作り出す独自の世界
「離」は字のとおりこれまで教わってきた師匠や先生と離れたり卒業したりすることを言います。
今後は教わってきたことをベースに独自の世界を創造していきます。勉強で言えば受験が終わり、今後は新たな学校で自分なりの勉強方法を頑張っていくことです。
新たな学校で新たな先生と出会い、新たな守破離のスタートが始まるとも言えます。
また「離」に関しては終わりがありません。「守」、「破」は、教えてくれる先生との関係期間や、自分がこうなりたいといった目標が達成してしまうと自然と終わってしまうこともあります。
しかし「離」に関しては自分だけで独自の世界を切り開いていかなくてはならず、自分があきらめない限り終わることはありません。
守破離における「離」が成功を目的とするならば、「守」と「破」のときにいかに真面目に物事に取り組むかによって成功するかどうかが違ってきます。
スポンサーリンク
“ビジネス・仕事の根本!守破離!” に対して33件のコメントがあります。
コメントは受け付けていません。